一心に向き合う

HE★VENSの鳳 瑛一だ。

俺からは綺羅の「Morning in the sky」を紹介しよう。
朝ならではの爽快感を存分に表現しつつ、
綺羅の情熱的な部分がしっかりと前に出た歌だと思う。
曲の随所で印象的に響くピアノの音が、
素直に伸びる歌声の眩しさをより引き立てている。

描かれているのは、ふとした瞬間の喜びだ。
どんな日にも、きっと幸福の欠片は存在している。
そう思うか思わないかは己の決めるところだ。
綺羅は、それらを目に映し、探し続けることを選んだ。
常に最善を尽くすことを厭わぬ心の為せるわざだな。
強さと呼んでもいいかもしれない。

綺羅の真っ直ぐな姿勢は、制作中にもよく見られたな。
元々朝型なのに加え、今回はタイトルにも「Morning」と入れたこともあり、
作詞はいつもより早くからしっかりと時間をかけて取り組んでいた。
起床してキッチンに向かうと、キャビネットに
綺羅のマグカップだけがないということがよくあったものだ。

そんな時は大抵そのうち空のカップを持った本人が現れる。
自分の飲み物を淹れる際に、綺羅の分も含めて
多めに用意するのがしばらく日課になっていた。


綺羅の魅力が隅々まで伝わるような出来になっていて、
リーダーとしても非常に誇らしいことこの上ないと思っている。
是非、しっかりと味わってもらいたい。

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柔和

HE★VENSの天草シオンだ。



歌は人により感じ方が異なる。
心に留まる場所や良き面もまた、
我と他の皆とでは違いが出ることもある。
先日互いに感想を伝え合った際に、
そのことを改めて感じた。

ならば、楽曲の魅力をより伝えるためには、
自身以外の者からも語った方が良いのではないか。
そんな話になり、執筆の順番と共に
誰がどの曲を紹介するのかくじを引いた。


我が最初になってしまったことには少々不安を覚えるものの、
これもHE★VENSのため。
何とか無事やり遂げたいと思う。



天草が綴るのは瑛二の「宵闇Secret moon」だ。
流麗に透き通り、時には微かに囁くような歌声が
瑛二の優しき心をよく表している。


先だっての「One Day」の収録にて
天草が楽譜で指を切ってしまった際も、
すぐに絆創膏を渡してくれたのは瑛二だ。
その後も何くれとなく、細やかに気を遣ってくれた。

曲の最も盛り上がる場所へ向かう前、
高き声音が綺麗に伸びるのが美しい。
その甘く柔らかな響きは、
毛布にくるまれた時の温もりのようだ。
とても心地よく、落ち着いた気持ちになれる。



曲の終わりの一言が、胸を打つ。
瑛二のエンジェルへの深き想いがよく感じられる
素晴らしき部分である。



エンジェルもそれぞれの気に入りの部分を
見つけてもらいたい。

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傍にいたくて

HE★VENSの鳳 瑛二だよ。

今日は俺の誕生日なんだ。
今年はちょうど「One Day」の発売日一週間前でもあるね。
なんだか素敵な偶然だな。


この時期は、「One Day」のプロモーションがあるから少し忙しい。
だから、みんなが俺の誕生日に何かしてくれようとしたのを
一回は断ろうとしたんだ。
でも、これはやりたいことだから、
どうしても当日にお祝いさせてほしいって言われた。

みんな、すごく優しいよね。
HE★VENSでよかったって改めて思った。

今はね、部屋で朝食を待ってるところ。
8時ぴったりになったらリビングに来てほしいんだって。
ずっとドキドキしてるんだ。


エンジェルも、日付が変わった瞬間から
たくさんのメッセージを贈ってくれたり、
事務所にも手紙を出してくれたり、
いつもいつも、本当にありがとう。
胸がいっぱいで、なかなかうまく言葉がまとまらないから
俺からの気持ちを書いてみたよ。


君が俺にくれるものと、
少しでもつり合うような人間になれてるといいんだけど。

これからも真っ直ぐに一歩ずつ進んでいくね。

ずっと君の隣に、いたいから。

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真心

HE★VENSの天草シオンだ。

先日、ソファにて休息を取っていた時のことだ。


綺羅が通りかかったため、どこへ行くのかと問うたところ、
トレーニングだとの解を得た。

共に行かぬかというありがたき申し出に対し
天草は否と口にしてしまった。
仕事を終えての疲労した体では
足手まといになるだろうと考えてのことである。



だが、天草を誘ってくれた優しき心には応えたい。
代わりに何かできることはないかと思案していたら、
折よく大和が帰宅してきた。

トレーニングのことならば、
大和に尋ねるのが良い。



思った通り大和は天草に多くの知恵を授けてくれた。
それだけではない、最後にこう告げたのだ。
大事なのは己の心であるがゆえ、
その時一番為したいことを選ぶべきだと。



知恵と曇りを晴らす言葉の両方を手にし、
我は急ぎあるものを探し出して綺羅の帰宅に備えた。
昨今の天草が愛用している、
柔らかき真綿の手触りを持つタオルだ。




果たして綺羅は、
喜んで使ってくれた。


良き日であった。

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日常になる

HE★VENSの桐生院ヴァンや!

仕事帰りにな、服とか鞄でも見よかなっちゅう気になって
ふらっと店入ってみたんやけど、
一番気になったんは食べ物やった。

これは絶対エンジェルにも見せたい思うて
写真を撮ったで!
ワイからのおすそ分けや。



なかなかええ色したチョコレートやろ?

なんでワイがこれを買うたのか、
わかったっちゅうエンジェルもおるやろな。


せや、「One Day」のワイらのソロジャケットの空の色や!
特設サイトも、時間によって空の色が変わっとるやろ。
あれのイメージやな。

自分で言うのもなんやけど、
みんなが写っとるやつもソロジャケットも
どっちもほんまに綺麗やし気に入っとる。
空を眺めることが多くなっただけやのうて、
同じような色が揃っとるのを見ると
こうして思わず買うてしまうくらいな。


ワイらの楽曲も、こないな風に自然といろんな瞬間に
思い出してもらえるものになったらええな。
ふと気づいたら頭ん中に流れとったり、
何となく口ずさんだり。

そういうの、めっちゃええやん?


あともうちょいや。
早う発売日になってほしいわ、ほんま!

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