敬意

HE★VENSの鳳 瑛一だ。

俺が「新選組~残陽の行く末~」で演じたのは土方歳三だ。
皆が抱く一般的な印象としてはやはり、「厳しい」あたりになるだろう。

このことを彷彿とさせるような論理的なものの考え方や
それを生かしての高い統率力などは
確かに新選組に入る前のものもいくつか伝わっている。
無論新選組となってからも、
指導した医師が驚くほど早く環境改善をしてみせたり、
資金調達の交渉事もこなしていたりなど、
普段の生活においても随所で辣腕を振るっていたようだ。

その一方で、他者を心から気にかけるところもあったと
記されている資料も目にした。


つまり、有事の際にはどこまでも冷静になれるが
本質的には情に篤い人間だったとも言えるのではないだろうか。
よって「新選組~残陽の行く末~」では、
常にそのことを念頭に置いて振る舞うようにしていた。

その辺りのさまは、ヴァンが演じた近藤勇とのやり取りからも伺える。
ただ、指揮命令系統を平時から確立すべく
基本的には一歩引いて近藤さんを立てるようにしているせいで、
時折振り回されているのが少し面白い一面でもあるな。


もうひとつ、土方歳三について大事なことと言えば、
写真が残っているということだ。
目にしたことのあるエンジェルも多いだろう。

あの写真の姿は絶対的に正しいのだから、
そこから大きく逸脱するのは好ましくない。
だから、俺も同じように眼鏡を外して臨んだ次第だ。
俺なりの敬意の表し方と言ってもいいかもしれない。


無論俺以外の全員が、やり方は異なることもあれど
同じ気持ちで取り組んでいる。
全てはエンジェルに良い作品を届け、
喜んでもらうためだ。
あと少し、待っていてくれ。

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思いやり

HE★VENSの鳳 瑛一だ。

俺たちHE★VENSの楽曲は、
その時々によって複数のパートに分かれる。
「エンジェルズノート」は2手に分かれるパターンになっており、
出だしの部分やサビなど交互に歌うところもあるのが
俺も気に入っている点だ。

俺と同じパートには綺羅もいたのだが、
いつもながら「合わせる」という行為が非常に上手いと感心させられた。

俺たちは7人でHE★VENSだが、
それと同時にひとりひとりが唯一無二だ。
主張し過ぎず、かといって己の持つ個性を消し過ぎるわけでもなく
絶妙なバランスを保ったまま歌うのが実に見事だったな。


この綺羅の「誰かに合わせる」という性質は
歌以外の場面でも遺憾なく発揮されることが多い。
件のレコーディングの日も快適な環境を作ろうとしてか
知らぬ間にひとりきりで黙々とセッティングをこなしており、
俺も急いで手伝いに入った。

誰かを思いやり行動することが
素晴らしい行いなのは当然だ。
だが今回は俺たち全員の仕事なのだから、
皆に声をかけ協力し合うという方法を取るべきだろう。
綺羅には他者だけでなく自身を思いやってほしい。


そしてそれは、エンジェルにも当てはまる。
俺たちにとって何よりも大切な存在なのだから。

普段からできているエンジェルは
無論そのままで構わない。
非常に良いことだ。

だがもしなかなか手が回らないというエンジェルがいたら、
できそうなことから実践してみてはどうだろうか。
たとえば好きな歌を聴く、歌う、好きなものを食べる、飲む。
気に入っているものの写真を撮る、家族や友人と話す、
趣味に没頭する時間を少しでも設けるなど、
その他どんなささやかなことでもいいから
意識して取り組んでみてほしい。

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心の赴くままに

HE★VENSの鳳 瑛一だ。

「PRI☆LOVE∞UNIVERSE♪」については
先日グループごとのパートを聴き比べてみてほしいと
俺から伝えたと思うが、
実はパートごとの違いは
「聴く」ところだけにあるわけではない。
「見る」ところ、つまり振り付けもグループごとに別々のものになっている。

なので、ライブでは聴き比べるだけでなく
できれば見比べてもみてほしいと思っている。
どの部分にもそれぞれの良さがあるはずだ。


その他ライブをより楽しんでもらうため実施されているのが
「みんなでPRI☆LOVEダンス♪」と冠した動画の企画だな。
実はあそこで披露した振り付けは、
本番で俺たちが踊るものとは異なっている。
皆のため、新たに作られた振り付けだ。
客席でライトやうちわを手にしたままでも
簡単にできるよう、あえてアレンジを施した。
周囲を思いやる心を持って、どうか存分に楽しんでくれ。

無論、このダンスを全て記憶して
ライブに臨むのは難しい場合もあるだろう。
そんな時は自身の心に従うことを薦める。
ライトを振ったり手拍子をしたり、
静かに眺めてくれたりなど、どのようなやり方でも構わない。
必要以上に動画にとらわれることもないのだ。

お前が心からこの曲を味わい、満ち足りたひとときを過ごすこと。
それが一番の望みなのだから。

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オズの魔法使い

HE★VENSの鳳 瑛一だ。

昨日は「ALL STAR STAGE -MUSIC UNIVERSE-」に向けて
テーマソング発売の告知、今日は振り付け動画の公開があったな。
事務所の垣根を超えた合同ライブにふさわしく
全出演者、総勢18人で歌唱する曲になっている。
混成だけでなく、同じメロディをグループごとにパート分けして
歌うところもあるのだが、それぞれの独自性がよく出ていると思う。
パートごと、バージョンごとの違いを聴き比べてみてほしい。
そして、ライブに参加する際は、ぜひ一緒に盛り上がってくれ。

さて、この「ALL STAR STAGE -MUSIC UNIVERSE-」は来年の楽しみだ。
今語るのにふさわしい話題と言えば、やはり「Dreaming of OZ」だろう。
発売日からちょうど一週間が経ったが、
SNSの各種ハッシュタグや手紙などで感想を届けてくれたエンジェルに、
改めて感謝を捧げたい。
メンバーを代表して俺から礼を述べておこう。

普段のイメージに近い役や、逆に少し離れている役、
はたまた立ち回りが特殊な役など。
それぞれ異なる状況ながら、同じように努力して
互いに協力し合い作り上げた作品である。
エンジェルが楽しんでくれるのが何よりだ。

23日からはイベントも始まる。
そこではグッズも発売されるのだが、
先んじてサンプルをもらった。

どれも物語のキーとなるようなアイテムや
印象的な場面をモチーフとしたものだ。
それぞれのグッズは劇中歌を歌った者同士の
組み合わせで作られている。

テオとテリーにとって重要なアイテムとなる銀の靴をトップに使用したネックレス、
かかし、ブリキ男、ライオンの求めるものが記されたブレスレット、
そして俺の役であるオズの魔法使いと、グリンダが住む魔法の国での象徴的な場所
「エメラルドシティ」を表現したショルダーバッグ。
どれも物語をよく味わった上で触れてみると、
込められている意味がより伝わるだろう。


購入金額ごとに特典として渡されるカードには、
俺たちのインタビューが掲載されている。
先日ナギが言っていた役作りや撮影エピソードの他にも
テーマソングや各人が歌う劇中歌についてなど、
それぞれ合計10の質問に答えた。
こちらも、見てもらえると物語の深みがさらに増すこと請け合いだ。
ぜひ手に入れてみてほしい。


なお、ショルダーバッグは片面がエメラルドシティ色、
もう片面が無色透明になっている。
物語をなぞっており、俺自身も特に気に入っている点だ。

今は自室の壁にかけて飾ってある。
時折眺めては、オズの魔法使いとして過ごした日々に思いを馳せる。
そんな時間を楽しむために。

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託された言葉たち

HE★VENSの鳳 瑛一だ。

イベントに来てくれたエンジェル、ありがとう。
展示も見るだけでなく、撮影対象としても
楽しんでくれているようで幸いだ。

更に会場では、昨年に引き続き
俺たちにメッセージを送れるようになっている。
今回はオープン記念の風船を飛ばすイメージで
壁のボードにふせんを貼り付ける形式だ。
エンジェルの協力があればあるほど、
会場は華やかに彩られていく。
訪れた際にはぜひ、参加してみてくれ。


無論、もらったメッセージは全て7人で目を通している。
去年のもので言うなら、ライブへの要望が記憶にある。
これは「ALL STAR STAGE -MUSIC UNIVERSE-」という形で
叶えることができて、メンバー全員が非常に嬉しく思っている。

その他多くもらった食べ物に関する質問に対しては、
エイプリルフールに「カフェで頼みがちなもの」という項目で
多少答えてみた。
俺の回答はアイスアメリカーノだっただろう。

一般的に、アメリカーノはエスプレッソを
お湯で割って作るものだ。
エスプレッソは抽出時間が短いため、濃厚な味わいながら
元々普通のドリップコーヒーよりもカフェインが少ない。
それを更にお湯で割るのだから、
深みを保ちつつも口当たりはまろやかになる。
その辺りが気に入っているところだ。

店によって仕上がりの濃さが異なるのも
また楽しみのひとつだな。
ちなみに俺は、どちらかといえば
少し薄めの方が好みに近い。

エンジェルも、もしアイスアメリカーノを嗜むなら、
自分だけのこれぞという店を見つけるのも
いいだろう。
ぜひ、いろいろ試してみてくれ。

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