柔和

HE★VENSの天草シオンだ。



歌は人により感じ方が異なる。
心に留まる場所や良き面もまた、
我と他の皆とでは違いが出ることもある。
先日互いに感想を伝え合った際に、
そのことを改めて感じた。

ならば、楽曲の魅力をより伝えるためには、
自身以外の者からも語った方が良いのではないか。
そんな話になり、執筆の順番と共に
誰がどの曲を紹介するのかくじを引いた。


我が最初になってしまったことには少々不安を覚えるものの、
これもHE★VENSのため。
何とか無事やり遂げたいと思う。



天草が綴るのは瑛二の「宵闇Secret moon」だ。
流麗に透き通り、時には微かに囁くような歌声が
瑛二の優しき心をよく表している。


先だっての「One Day」の収録にて
天草が楽譜で指を切ってしまった際も、
すぐに絆創膏を渡してくれたのは瑛二だ。
その後も何くれとなく、細やかに気を遣ってくれた。

曲の最も盛り上がる場所へ向かう前、
高き声音が綺麗に伸びるのが美しい。
その甘く柔らかな響きは、
毛布にくるまれた時の温もりのようだ。
とても心地よく、落ち着いた気持ちになれる。



曲の終わりの一言が、胸を打つ。
瑛二のエンジェルへの深き想いがよく感じられる
素晴らしき部分である。



エンジェルもそれぞれの気に入りの部分を
見つけてもらいたい。

LineTwitter