HE★VENSの天草シオンだ。
仕事も半ばを越え、今は休憩中だ。
エンジェルとこの場で語らうことを励みにしていたおかげか、
思いのほか撮影は順調に進んでいる。
仕事といえば、直近のHE★VENSにとって大きなものは
やはり「Dreaming of OZ」ではないだろうか。
既に予約をしてくれたり、企画展のチケットを手に入れてくれた
エンジェルもいて、本当にありがたい。
天草が演じるのはグリンダという良き魔法使いだ。
役についての詳しいことは後日機会を設けて
語っていきたいと考えているが、
諸々が気になっているエンジェルもいるだろう。
何か良きものは無いかと探していたところ、
ちょうど昨日事務所にてこれを見せてもらった。
初回限定盤に付属する台本の見本である。
随所に天草たちの書き込みも記されており、
ページを繰るたび皆の役に向き合う真摯な様が
色鮮やかに浮かんでくるようだ。
また、外観も、こうして改めて眺めてみると
思っていたよりも分厚く仕上がっている。
それだけ物語が重厚な長編であるということの証だろう。
残念ながら台本の中身に触れることはまだ叶わぬのだが、
HE★VENSの全員が精一杯それぞれの役を演じている。
心待ちにしていてほしいということだけ
そなたには伝えておきたい。
また、今回はミュージカルドラマであるゆえ、
テーマソングの他に劇中歌も用意されている。
試聴が公開されているが、もう聴いてくれただろうか。
天草が歌うのは、「運命の時」だ。
ミュージカルにおける歌唱は
セリフを口にするのと等しい行為だと思う。
よって、いつもより言葉のひとつひとつを丁寧に伝えられるよう
共に歌う瑛一と相談して、歌い方にも少し工夫を凝らしている。
瑛一は、天草のふとした疑問にも優しく応じてくれた。
その細やかな心遣いには、常より感謝している。
これらの劇中歌はここでしか聴けぬ曲たちだ。
エンジェルのもとへ届くことを願っている。