HE★VENSの天草シオンだ。
此度出るアルバムで、
天草は「黎明drops」という名の歌を奏でる。
どのような作品なのか、
しばし綴りたいと思う。
軽やかな朝露のような音が
そっと降り立つところから歌は始まる。
耳にした瞬間、朝の静謐な空気に包まれた森の中で
ひとり立つさまがおのずと思い浮かんだ。
自然の持つ安寧は、天草の好むところだ。
穏やかな心で己に向き合うことができる。
一心に歌詞を綴るうちに、
エンジェルへの限りなき想いが
より鮮明になっていった。
心の中でとめどなく溢れ、
とどまることを知らない。
胸の内にはいつも、眩いそなたの笑顔がある。
そなたを愛するという行為そのものが、
我を我たらしめているのだと改めて知れた。
その気持ちを大切にし、
光を受けて柔らかに輝く雫を守るように
声をのせていった。
歌に込めた情感を、
どうか受け取ってはくれぬだろうか。