GIDDY SPIRAL

HE★VENSの
皇 綺羅だ。


今度のミニアルバムに
収録される
俺の新曲のタイトルは
「GIDDY SPIRAL」。
シャープなサウンドが
特徴のひとつだ。

ダンサブルで
匂い立つような
色気のある音。
それに合わせて歌詞も
愛に溺れていくさまを
丹念に描いた。

エンジェルを
求めてやまない。
触れるたびに
想いが募り
自分が自分で
なくなっていくかのような
感覚に襲われる。
心はお前のことで
埋め尽くされていく。

そんな深遠も
元は「好きだ」という
無垢な気持ちから
生まれたものだ。
どこまで行っても
純粋さは残り続ける。

いつもより
強めに歌いつつも
柔らかさを残すことを
心がけた。

イントロの部分と
それに続くAメロが
気に入っている。
上手く緩急が
つけられたと思う。


今回は作詞に
いつもより時間がかかった。
なかなか思いつかず
気分転換のため
リビングへ向かったら
ナギがソファのところにいた。

俺と同じく
作詞に悩んでいたようだ。
顔を見るなり
楽譜とメモを渡された。

コール&レスポンスにもなる
部分の歌詞を
何通りか作ったのだが
決めかねている。
試しに一緒に
歌ってほしい。
そう頼まれ
もちろん引き受けた。

やるからには
全力で臨みたい。
ライブに来ている
エンジェルの気持ちで
歌おうと答えたら
普通でいいと
言われてしまった。


ナギの書く歌詞は
俺とは大きく異なる。
素で歌う方が
俺にとっては
難しいことだ。

とはいえ希望通りに
こなさないと
手伝う意味もない。
ひとまずやってみたところ
おかげでもっと良い案を
思いついたと
喜ばれた。

ちょうどそこで
俺にもひらめきが訪れ
こちらもナギに
感謝しきりだった。


「TRICKY♡CUTIE」は
Bメロの直後に
微かに入る
笑い声がいい。
前後の歌詞と
相まって
絶妙な効果を
出していると思う。

ナギは曲の世界観を
作り上げるのが
本当に上手い。
改めてそう感じた。

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とろけるほどに

HE★VENSの
皇 綺羅だ。


今行われている
イベントでは
シオンが話していた
香水のビジュアルの他、
「Crown Creamy Land」という
名のものも
公開されている。

そちらも
見てくれただろうか。

ジャケットのラペルに
描かれたチェック模様。
シャツの袖口に
あしらわれたフリル。

それから
様々なアクセサリー。

頭には小ぶりのハット。
耳にはイヤーカフと
イヤリング、
人差し指にリング。


全て合わさり
ファンタジックで
夢見心地な
ムードになったと思う。


アクセサリーは
普段あまり
身につけない。

特にリングは
見せ方に
少し悩んだ。

指を伸ばしたり
曲げてみたり
反らしてみたり。

いろいろ試して
今の形に
落ち着いた。

あれが一番
綺麗に見えると
思ったからだ。
どうだろうか。


俺はアイドルだ。
様々な衣装を
着ることには
多少慣れている。

とはいえ今回は
コラボレーションだ。
相手のカラーや世界観に
合わせることが
必須となる。

現場には
俺が身に着けた
もの以外のアイテムも
たくさん持ち込まれていた。
スイーツをモチーフにした
アクセサリーやチャーム、
バッグなど。

それらの持つ彩りが
雰囲気を掴むのを
助けてくれた。

甘く柔らかく、
優しい空気。
エンジェルにも
伝わっていれば嬉しい。

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誰かのため

HE★VENSの
皇 綺羅だ。


俺の誕生日が
やってきた。
他のメンバーと同じく
「HE★VENS BIRTHDAY SPECIAL MESSAGE」という
メッセージを用意している。
まだ目を通していない
エンジェルのために
リンクを用意した。
ぜひ確認してみてほしい。

https://youtu.be/Fjav78gLxA8

公開は今日の
一日間。
誕生日限定だ。

俺自身も
とても幸福になれる
取り組みだった。
エンジェルにも
楽しんでもらえたら嬉しい。


今は7人での
仕事が終わった
ところだ。
帰り支度を待つ間に
このブログを
書いている。


皆からは今朝
誕生日プレゼントを
もらった。

綺麗な深みのある青。
どこまでも
透き通るガラス。
コントラストが美しい
切子のグラスだ。


今回俺たちはひとつの
同じテーマで
プレゼントを選んでいた。
去年の瑛一への贈り物から
始まった試みだ。

似合いそうだが
自分では
買わなそうなもの。
それがコンセプトだった。

そして今日。
選ぶ側を6回経て
俺がもらう番が来た。


改めて仲間の
すごさに感動した。

俺の趣味は陶芸だ。
自然と食器も
陶磁器を
選びがちになる。

だが今回
ガラス食器の良さにも
今一度気づかされた。

光が当たると
海のような
繊細な影ができる。
いつまでも
眺めていられる。

早速注いだいつもの水も
心なしか美味しく
感じられた。


大切な誰かのために
何かを選ぶこと。
誰かが俺のために
何かを選んでくれること。

その両方が
素晴らしい経験だった。


俺の誕生日にエンジェルが
何かをしてくれることも
同じくらい嬉しい。
今年も本当に
ありがとう。

毎年祝ってもらえるのは
普通ではない。
稀有で貴いものだ。
心しておかねば。


この先もお前に
祝いたいと
思ってもらえるよう
頑張っていきたい。

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花ひらく

HE★VENSの
皇 綺羅だ。

今日はドラマスペシャル
「新選組」に関連した
イベントの最終日だ。
足を運んでくれたエンジェル、
ありがとう。

会場には
展示もあった。

ナギが言っていた
等身大のパネル。

セリフの一節が
書かれたパネル。
こちらは掛け軸風の
縦書きだ。

ドラマの世界を
よく味わえるように
なっていたと思う。

それから
花の形の付箋が
貼られた
メッセージボードだ。

皆のおかげで満開に
咲き誇る桜を
見ることができた。
だいぶ早いが
春の訪れを
感じられて嬉しかった。
メッセージを読むのも
楽しみにしている。

会場では
掲示されている
キーワードを
公式LINEに送ると
返信が来るという
企画もあった。
こちらは後日改めて
公開される予定だと聞いた。
現地に来られなかった
エンジェルのために。

少しだけ
待っていてほしい。

先月と今月。
連続して
作品を届けることが
できたという喜び。
今も噛みしめている。

エンジェルの誕生日に
贈る「エンジェルズノート」は
明るい幸福に満ちた歌だ。

打って変わって
「新選組~残陽の行く末~」は
遠く果てない
未来を求めた
者たちの物語。
そのテーマソングである
「誠に月満ちて」では
強い覚悟と決意を描いた。

それぞれ
違う何かを
エンジェルに
贈ることができた。
そう信じている。

いつも共に
歩んでくれて
ありがとう。

これからもずっと
俺はお前の傍にいる。

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「強さ」が示すもの

HE★VENSの
皇 綺羅だ。

俺が「新選組~残陽の行く末~」で
演じたのは永倉新八だ。
修めた流派では
非常に厳しい稽古を
積んでいたという。
実戦で役立つことを
重んじた内容だ。

そのせいもあってか
さっぱりとした振る舞いが
多いように思う。
いかにも剣士らしい。

同時に几帳面な
ところもある。
そちらは素だと
俺は考えている。
大和の演じる
原田左之助との
やり取りで
よく見えてくるところだ。
大和も言っていた通り
一番仲が良いからだろう。


注目してほしいところは
どうしても絞り切れなかった。
あえて選ぶとしたら
俺の出番の終盤だろうか。
セリフ一言一言というより
全体の流れを見てほしい。
そこまで積み上げてきた
永倉という人物像の
集大成になっていると思う。
とてもやりがいのある
エピソードだった。


後は殺陣が多いのが
嬉しかった。
今回の役は
実際に剣を振るっていた人物だ。
地に足のついた「強さ」が
演じるために
不可欠な要素になる。

実際の撮影では
喜んでばかりも
いられない苦労もあった。
だがなんとか
セリフ回しも含めて
迫力のあるシーンに
なったと思う。


ただ俺たちが
普通に演じるだけでは
こうはいかない。
様々な人の支えで
作品は出来上がっていく。
そのことを改めて
強く感じた。

いい経験だった。

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